【 GitLab 】プロジェクト(リポジトリ)の作成:リモート側

GitLab

■ 初めに

□ Gitとは?

Gitとは、分散型バージョン管理システムです。

【 特徴 】
1. ファイルの変更履歴が管理することができる
2. 過去のファイルへ戻すことができる
3. プログラミング以外のファイルも管理することができる
4. チームで共有することができチーム開発ができる(※重要)


【 説明 】
1.「xx月xx日に、yyyさんが zzzのファイルを変更した」と、変更履歴を管理することができる
2. 過去の変更履歴の差分から、「いつ、どこをどのように」変更したかをひと目で理解することができ、適切なコマンドを使用すれば任意の変更まで戻すことができる(後述)
3. プログラミング言語が書いてある「*.h , *.cpp, *.py, *.dart etc…」以外の Excelや画像など、あらゆるファイルを管理することができる
4. チームでプロジェクトを共有すれば、チーム開発に使用することができる


混同しがちなのは、「GitHub」や「GitLab」、「Bitbucket」、「tracpath」などのサービスです。
これらは、それこそ Gitを利用したバージョン管理システムサービスであり、そのものが Gitではありません。

例えるなら、一眼レフカメラって、カメラ本体(ボディ)とレンズに分かれているんですね。
けど、ボディだけでは写真は撮影できない訳ですよ。
一緒になって 1つのモノというかなんというか。
んーー、、「ボディ:バージョン管理システム」で「Git:レンズ」的な。ね?
いや、ちょっと違うか。←

各 Gitサービスの詳細
  • GitHub
    • 概要
      • GitHubは、Gitの仕組みを利用してソースコードやその変更履歴をオンラインで共有・管理できるウェブサービスです。
        世界中で最も多くのユーザーを抱え、開発現場での利用が一般的です。
    • 特徴
      • 開発者コミュニティが非常に活発で、オープンソースプロジェクトが多数ホスティングされています。
        GitHub ActionsやGitHub Pagesなどの独自機能も提供しています。
  • GitLab
    • 概要
      • DevSecOpsプラットフォームを目指しており、高度なプロジェクト管理やセキュリティ機能の利用が可能です。
        GitLab社が公開しているGitサービスで、無料版のCEと有料版のEEがあります。
    • 特徴
      • GitHubに似た後発のサービスで、独自の機能開発も行っています。
        例えば、グループやプライベートリポジトリの作成が可能です。
        速度面やユーザー数においてはまだ見劣りするかもしれませんが、徐々に機能追加などに期待されています
  • Bitbucket
    • 概要
      • Atlassianが開発・提供するGitプロジェクト管理ツールです。
        主に Jiraを使用するチーム向けとされています。
    • 特徴
      • Atlassian製品との統合がスムーズで、プロジェクト管理やドキュメント管理などの作業を効率的に行うことができます。
        Pipelineという CI/CD機能や Snippetsというコード片の共有機能を持っています。
  • tracpath
    • 概要
      • ソフトウェア開発プロジェクトにおけるバージョン管理とバグ管理を一体化したクラウドサービスです。
        Git、Subversion、Mercurialといった主要なバージョン管理システム(VCS)をサポートしており、開発チームがソースコードの管理と問題の追跡を容易に行うことができます。
        クラウドベースのサービスであるため、どのコンピュータからでもアクセス可能で、データのセキュリティも確保されています。
    • 特徴
      • ソースコードのバージョン管理やバグ管理をクラウド上で行うことができ、どこからでもアクセス可能です。
        また、データがクラウド上に保存されるため、物理的な損失や盗難によるリスクを軽減できます。
        ソフトウェア開発の現場でよく起こる問題を解決するために設計されています。バージョン管理とバグ管理を一体化することで、開発プロセスの効率化と品質向上を目指しています。

[1]プロジェクト(リポジトリ)の作成(リモート側)

[1.1]プロジェクト(リポジトリ)を作成

「新規プロジェクト」を選択してください。

「Create blank project」を選択してください。


[1.2]プロジェクト(リポジトリ)概要を設定

下記項目を順に入力してください。

  • プロジェクト名
    • リポジトリの識別子として使用されます。
      この名前は一意である必要があり、スペースや特殊文字を含むことはできません。
      また、日本語の文字も使用できます。
  • プロジェクトのURL
    • インターネット上でのアクセス先の URLです。
      これは通常、https://gitlab.com/<ユーザー名>/<プロジェクト名> の形式になります。
  • Project slug
    • URLの一部として使用される短い識別子です。
      スラッグは通常、プロジェクト名から自動的に生成されますが、変更することも可能です。
      スラッグはURLに表示されるため、SEO対策や直感的な URL構造を提供するために重要です。
  • プロジェクトの説明(オプション)
    • プロジェクトの目的や機能を簡潔に説明するテキストです。
      このフィールドはオプションですが、他のユーザーがプロジェクトを見つけたときに理解しやすくするのに役立ちます。
  • Project deployment target (optional)
    • デプロイメントの目標となる環境(例えば開発やステージング、生産)を指定します。
      これにより、特定の環境に対してコードをデプロイする際に適切な設定や権限を適用できるようになります。
  • 可視レベル(プライベートまたはパブリック)
    • プロジェクトが誰にアクセス可能かを決定します。
      Private設定では、プロジェクトは作成者と追加されたメンバーのみがアクセスできます。
      一方、Public設定では、誰でもプロジェクトにアクセスできます。
  • Project Configuration
    • 本項目を有効にすることで、新しいリポジトリが作成される際に自動的に README.mdファイルが作成されます。
      これはプロジェクトの概要や利用方法を説明するための基本的なドキュメントとして重要です。
  • Enable Static Application Security Testing(SAST)
    • 本項目を有効にすることで、ソースコード内に潜在的なセキュリティリスクがある箇所を自動的に検出することができます。
      これは、ソフトウェアのセキュリティを強化するための重要な手段です。

[1.3]確認

以下のようになっていれば無事にプロジェクトの生成が完了です。


■ 最後に

お疲れ様でした。
リモート側の対応は比較的に容易でしたね。
ブラウザ上から UIにて操作ができるので非常に便利です。

次はローカル側の対応になりますが、CUI操作が基本となります。
気合を入れていきましょう!

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